皆様、新年明けましておめでとうございます。サナメディ代表の内田です。
今年は元日から北陸地方で大きな地震がありました。現在も余震などもあり、困難な状態が続いていると聞いています。また、二日には羽田空港でも痛ましい事故がありました。関係している多くの皆様に少しでも早く平穏な時間が訪れることを願っております。
さて、昨年まではJOMDD代表の内田です。とご挨拶をしておりましたが、昨年4月1日よりJOMDDはサナメディ株式会社に改名いたしました。こちらに関しては昨年3月20日のブログにも記載いたしましたが、理由は以下のとおりです。
JOMDDは2012年の設立以来、医療製品のインキュベーターとして多くの製品・サービスの事業化、あるいはその支援を行ってまいりました。「日本発の医療イノベーションを世界に」というビジョンのもと、世界30カ国以上で販売している製品も生まれたほか、世界に15億人以上もいるとされている神経障害性疼痛に対し革新的技術で挑んでいるスタートアップを支援し、医療機器を上市することにも貢献しました。
一方、近年、医療を取り巻く環境は多様化し、「病気になってから治療する」のではなく、「予防や健康維持のための取り組み」が見受けられるようになりました。
こうした社会のニーズをしっかりと把握し、人々が健康で幸せな人生を楽しむことに貢献する会社であり続けたい。そんな想いから、
2023年4月、JOMDDは会社名を「サナメディ株式会社(Sanamedi,
Inc.)」に一新し、新たなスタートを切ることになります。Sanaはラテン語で健康を意味し、医療であるMedicalをつないでいます。さらにInnovationを表すIを添えています。(後略)
社名変更については、賛否両論たくさんのご意見、ご感想をいただきました。個人的には会社の中身が輝いていれば、社名はいつか自ずと輝くものだと思っていまして、会社のさらなる成長に期するものがあります。
昨年7月にはインキュベーション事業を本格化させてから10年という節目も迎えました。社名も一新し、2023年はスタッフ共々気分も新たに充実の1年を過ごすことができました。これも日頃からの皆様のご理解とご協力のおかげと心より御礼申し上げます。
また、昨年8月にはイスラエル医師会傘下のFuture of Medicine and
Innovation(FOMI)と業務提携を開始するプレスリリースをいたしました。イスラエルは皆様ご存知のとおり、Startup
Nationとも呼ばれ、スタートアップの活動がとても高い国です。両国とも天然資源に乏しく、規律や教育を重んじてイノベーションを振興していこうとする思想や文化など共感できる部分が多いです。今回のFOMIとの提携についても、互いに助け合って、両国の医療関連イノベーションの支援を行うのが目的です。そんな折り、我々の耳に、ハマスによるイスラエル急襲、そしてイスラエル軍のガザ侵攻のニュースが飛び込んできました。イスラエルにも多くの知人や友人がいるわけですが、彼らと連絡を取ると、彼らが本当に今回のことに心を痛め、重く受け止めていることがよくわかりました。戦時中という言葉を使ってもよいのではないかと思います。そして、現在FOMIとは具体的なスタートアップ支援の計画が滞っています。
ロシアがウクライナに大規模侵攻した22年2月からは、間もなく2年が経とうとしています。こちらもまだ終息の目途は立っていないようです。世界には我々が考えられないような現実の中で暮らしている人々がたくさんいるのだと思うと、本当に胸が詰まります。
平和の中にあって、自分たちにできることは何なのか。サナメディは医療イノベーションの支援を通じて少しでも世界に貢献したいと考えています。
日々の業務に夢中になれるありがたさを忘れずに、本年も社員一同、全力で頑張って参りたいと思います。
どうか2024年が皆様にとっても、素晴らしい1年となりますことを心よりご祈念いたします。
2024.01.04