2020.10.23

iPS細胞を原材料とした骨形成誘導補填材の事業化支援を開始

  株式会社日本医療機器開発機構(本社:東京都中央区、代表取締役:内田 毅彦、以下JOMDD)は、東北大学大学院歯学研究科教授 江草宏氏の研究開発プロジェクト「iPS細胞を原材料とした骨形成誘導補填材の開発」(以下、「本プロジェクト」)の事業化支援を開始しました。
  本プロジェクトは、iPS細胞由来の骨芽細胞塊を原材料とする骨補填材・人工骨の開発を行うもので、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラム(以下、「START」)の「プロジェクト支援型」に2020年10月22日に採択されました。JOMDDはSTARTの事業プロモーターとして、本プロジェクトのプロジェクトマネジメントを担当し、事業戦略や知財戦略を支援するほか、JOMDDが持つネットワークを活用しスタートアップ設立をサポートしていきます。
  JOMDDはSTARTの事業プロモーターとして、今後5年間で、本プロジェクトをはじめとする優れた医療技術の事業化を支援し、日本の医療イノベーションの活性化に貢献してまいります。

■概要
・プロジェクト名称:iPS細胞を原材料とした骨形成誘導補填材の開発
・研究代表者:東北大学大学院歯学研究科 教授 江草 宏
・事業プロモーターユニット代表実施機関:株式会社日本医療機器開発機構
・プロジェクト概要:
iPS細胞由来の骨芽細胞塊を原材料とする骨補填材・人工骨の開発を行う。従来品に比べて高い骨形成能と吸収置換性を有する競合優位性の高い製品として、歯科・整形外科領域で事業化し世界展開を目指す。

■東北大学大学院歯学研究科教授 江草宏氏
専門:
再生医学、歯科医学
プロフィール:
1998年に広島大学歯学部卒業後,1999年香港大学歯学部研究助手。2002年に広島大学にて歯学博士を取得後,日本学術振興会特別研究員として米国UCLAワイントロープ研究所に勤務。2004年に大阪大学助手,2007年に同助教。2014年から東北大学教授。2018年より東北大学歯学イノベーションリエゾンセンター長および東北大学病院 副病院長。2020年より東北大学大学院歯学研究科先端再生医学研究センター長。広島大学客員教授,昭和大学客員教授。日本補綴歯科学会専門医・指導医,日本再生医療学会認定医,インフェクションコントロールドクター。主な受賞は,国際歯科研究学会(IADR)エドワード・ハットン賞第一位,IADRアーサー・フレッチェ最優秀若手研究者賞,IADR最優秀若手科学者賞,大阪大学功績賞,大阪大学総長奨励賞など。

本件に関する問い合わせ先
JOMDD(株式会社日本医療機器開発機構)
TEL:03-6262-3322、FAX:03-6262-3022、MAIL:info@jomdd.com 
広報担当:高畑