2018.06.29

支援先のシンクサイト株式会社の技術に関する論文が、米国の国際科学誌「Science」に掲載されました

この度、弊社支援先のシンクサイト株式会社の技術に関する論文が、米国の国際科学誌「Science」に2018年6月15日(米国東部時間)付けで掲載されました。
これに関連し、世界で初めてAIが駆動する高速な細胞形態ソーターを実現したとして、共同で研究開発をしている東京大学・大阪大学・理化学研究所・科学技術振興機構とともに、同社は6月15日にプレスリリースを発表しました。

■発表の概要
<技術について>
ゴーストサイトメトリーと名付けられた本機構は、機械の「目」を使い、毎秒数千~万細胞のスピードで細胞をリアルタイムに判別し、選択的に取り分けます。大量の細胞を形態で評価し、選別し、活用する事により、血液・体液診断、再生医療や細胞治療など高い安全性や信頼性の求められる医療に貢献することが期待されます。
<今後について>
より正確かつ安価な血液・体液診断や、より有効性・安全性の高い再生医療の実現に貢献することを目指して、国内外の研究機関・医療機関、企業との共同研究が進んでいます。本年度中には臨床研究が開始される予定であり、さらに来年度にはシンクサイト株式会社より研究用プロトタイプの提供が開始される予定です。
(シンクサイト株式会社のプレスリリースより引用しております。本件に関する詳細は各社プレスリリースをご確認ください)
参考:
http://thinkcyte.com/tc_wp/wp-content/uploads/2018/06/PR_GC_Science06152018.pdf

■シンクサイト株式会社 会社概要
東京大学、大阪大学発の技術をもとに設立されたベンチャー企業。光学・情報科学・バイオ工学等の先端技術を融合することにより、生命科学・ヘルスケアの発展と革新を目指している。
社名:シンクサイト株式会社
代表取締役:勝田 和一郎
URL:https://thinkcyte.com/

ghost cytometry

図:機械学習が駆動する形態に基づく高速細胞分離:ゴーストサイトメトリー
(画像提供:シンクサイト株式会社)